親の背中
毎日、ワイドショーをにぎわしている話題がある。
ある芸人の母親に対する生活保護費支給についてだ。
”不正なのか、そうではないのか”が
争点だ。
当事者は、
「役所と相談した結果、支給が認められていたが、認識が甘かった」
とコメントしていた。
認められているのであれば、法律上は問題ないのかもしれない。
しかし、テレビに映る彼は
高級マンションに住み
番組の企画で、1年分の生活保護費に近い額の高級腕時計を買っていた。
(買わされていた)
そんな姿を見た視聴者は
「こんな高額なものが買えるのだったら、母親の援助ができないはずはない」と
単純に思う。
プライベートもネタにしなければならない芸人さんたちの心情もわかる。
視聴者の目にさらされているからこそ取り上げられた内容で、気の毒だとも思う。
私たちも、情報に踊らされたり、上辺だけを見て判断することは避けたい。
けれども、仕方がない部分を考慮しても
不快なイメージが強く残るのは否めない。
問題がクローズアップされてからの彼の記者会見や番組での姿は、
謙虚で自重しているように見える。
果たして、目に見える姿が
”真実なのか、そうではないのか”は
本人にしかわからない。
このように考えるのは、私が捻くれているからだろう。
今回のことで、特に心配なのは
彼の小学生の息子さんへの影響だ。
人の言葉に尾ひれがつき
何も関係のない息子さんに突き刺さる。
親の甘い考えから起こった騒動が
子どもに辛い思いをさせる可能性を、なぜ考えなかったのだろうか。
子どもに、自分のしたことを胸を張って
”正しいと言えるのか、そうではないのか”
振り返ってほしい。
間違いやミスは、誰でもおこす。
しかし、その後の対応が
人の真価を決める。
子どもは親の背中を見て育つ。
息子さんのためにも
胸を張って「正しい」と言える対応を
ぜひともしていただきたい。
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