アシュリーの言葉
数年前から放送されているドキュメンタリーで
プロジェリアという病に向き合っていたアシュリー・ヘギさんの生活を追っていた。
その彼女が、先日の放送で「17年の生涯を閉じた」と報じられた。
プロジェリアとは、全身の老化が異常に進行する病で
発症すると通常の速さの約10倍で老化がおこるというものだ。
17歳の彼女の見た目は、とても失礼な言い方をすれば老人だった。
しかし、心は17歳。
学校に行きたい、恋もしたい、おしゃれもしたい、アルバイトもしたい。
日に日に動きづらくなる自分の体に恨みごとも言わず
精一杯に生活している彼女の姿。
「病気だからかわいそう」なんてもし一度でも思った人がいたら
大バカ者だ。
今回ばかりは、強く主張する。
私でも落ち込むことはある。
他の人から「いつも元気ですね」と言われるが
そう思ってもらうためには、
自分なりにセルフコントロールしている苦労もある。
仕事がら
『音をあげるわけにはいかない。いつも強い気持ちでいなきゃ』と
思い切り突っ張っているわけだ。
(まあ、たまには愚痴ってみるのもいいかもしれない)
見た目には強い人ほど、意外にデリケートなんだな、これが。
最近もそうだった。
珍しく体と心に力が入らない。
すべて投げ出してしまったらどれだけ楽になるだろうか。
そうだ、投げ出してしまえばいいんだ。
後のことなんて知ったこっちゃない。
ああ、そうしよう。
投げやりな自分がそこにいた。
アシュリーが言った。
おそらく体はいうことをきかず、大変な状態だったのにもかかわらず
「不満を言うほど、人生は悪いものじゃないから」
ぼ~っとしながらテレビを見ていた私は
頭を思い切り殴られたような衝撃を受けた。
やられた。
そして、それこそ大バカ者の私。
でも、この場面でこの言葉が聞けて本当によかった。
アシュリーさんに助けられた。
アシュリーさん、あなたは本物の天使です。
現在の状況も不満も、投げ出さずにするとしよう。
人生は不満を言うほど悪いもんじゃない、もの。
さて、これから何度『アシュリーの言葉』を思い出すことがあるのだろう・・・。
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