2009年10月10日 (土)

『誰』が言うか

何を言うかではなく、誰』が言うか
コーチングでよくつかわれる言葉だ。

同じ言葉でも、相手への伝わり方は違う。

信頼している人からの言葉は
心に響き、癒され、励まされ、喜び…
素直に自分を見つめ直すきっかけになることも多い。

それに反して、
「あなただけには言われたくない」なんて
反発し、怒り、落ち込み、悲しみ…
逆効果になっていまうこともある。

”同じ言葉なのになぜ”

そりゃあもちろん
言った相手が違うからだ。

オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞した。

周りには、好意的な意見だけでなく、批判も多い。
受賞に対する感想のインタビューで最も多かったのが
「ひとことだけでなぜ」というものだった。

不思議だった。

”なぜ「なぜ?」なのか”

だって、そのひとことを言ったのが
他ではない、オバマ大統領だから。

このひとことを言った
立場、状況、そして周りに与える影響力。
どれもこれも、とてつもないことだろう。
この言葉の裏に、どれほどの勇気と決意が込められているか
私ごときには計り知れない。

ひとことが与える、言葉の重みをひしひしと感じた。

まさに「誰が言うか」だ。

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2009年3月 5日 (木)

確定申告

確定申告には無縁だと思っていたが行わなければならない状況になった。
もちろん会社では、しっかりと手続きしてもらっているが(ハナちゃん、いつもありがとう)
その他に『雑収入』なるものが、少しだけ発生したためだ。
そのままにしてしまっても、問題のない額ではある。
もし源泉分が戻ってきても1万円くらいなものだから想像がつくだろう。
実は手続きの面倒さを考えると、ほおっておこうと思っていた。
しかし知人の「1万円戻ってくるのは大きいよ」の一言で『そりゃそうだ』と我に返った。

1万円といったら、スーパーで何日分の食料に変わるのだろうか。
大好きな100円ショップで95個も商品が手に入る。
それに、さらに大好きな99円ショップでは96個の商品が買えるじゃないかい。
いけない、いけない、なんてことを、私としたことが。
”手続きが面倒”という思いに、1万円の価値を見失っているなんて。

確定申告はしようと決心したものの
さて、何をどうしたらいいのかさっぱりわからない。
そこで、詳しい知人に相談すると、インターネットでの書類作成を教えてもらった。
いやはや、便利になったものだ。
国税庁のホームページから『書類作成コーナー』へ入り自己の内容を入力するだけで
提出書類を作ることができるなんて。これなら私でもできそうだ。

それでも知人も心配だったのだろう。
必要書類をもってくれば、一緒に入力チェックをしてくれるとのことだった。
お言葉に甘えて、私は必要書類を揃え、知人に教えてもらいながら入力、
無事、提出書類を申告開始前に完璧に仕上げることができた。
そして、確定申告開始初日に意気揚々と税務署へ出かけた。

初日ということもあり、まだそれほど混雑はしていなかった。
受付けで尋ねると、奥のコーナーで書類をチェックしてもらうだけで済むとの返事。
「こんなにスムーズにできるんだ。確定申告って面倒じゃないし簡単じゃん」
そう思いながら、奥へ進み、同じようにチェックを受ける人の列に並んだ。
チェックしてくれる担当者は7~8人で、終わった順に待っている人が入るので
並んでいる人の数から考えるより、時間はかからない。
「次の方?」私の順番がきた。見ると、奥の部屋からでてきたばかりの若い男性だ。
と同時に、同じように奥から出てきたばかりの若い女性の担当者の呼ぶ声に
私の次に並んでいた中年男性が書類を持って進み出た。

インターネットで作成した書類一式を担当の男性に渡す。
すると「これは・・・」と言葉に詰まる。
『どこか違っていたのだろうか?』途端に不安になった。
「お待ちください」と言って、私の書類を持ってどこかへいってしまった。
しばらくして「お待たせしました。申し訳ありません。初めてみたものですから。
えっと、同じものが2枚ありますね。これとこれは、いらないんじゃないかな」
返された書類をみると、おかしなことにそれも提出書類に間違いはない。
それに初めてみたってどういうことだろう。
「あの、こちらですが、これも提出するものだと思いますよ。ここにも書いてあるように
控えは、こちらの2枚じゃないでしょうか」と手引きを見せながら説明した。
「ちょっと、待ってください」と言って困った顔をしながら、またどこかへ行ってしまう。
さすがに少しイライラしてきた。
そして、私の横でも同じ状況が繰り広げられていた。
「あんたね、これは提出書類だろ。控えはこっち。よく見ろよ。知らないのか?
きっちり書類を作ってきたっていうのに、どれだけ時間がかかるんだよ」
横の男性が、声を荒げて担当の女性に詰め寄っていた。
女性はかなり困惑した面持ちで「少しお待ちください」と言いながら、席をはずした。
取り残された私と横の男性は思わず顔を見合わせ、力なく笑った。
その後、別の担当者の対応でふたりとも無事書類は受理された。
特に横の男性の書類は、白黒でコピーしてきた私とは違いカラーコピーで作ってあり、
大変見やすい完璧なものだった。
怒るのも無理はなかったのかもしれない。

確定申告の時期は、他部署からも応援者が来て対応をすることもあるらしい。
インターネットでの書類作成は今年初めての試みかもしれない。
しかし、仮にも書類チェックの担当としてついているのだから
『初めてみた・知らない』では通らないんじゃないの。
それに、わけのわからない私なんかの方が知っているなんて
これはまずいでしょ。

先日、税務署から源泉分が戻ってくるというハガキが届いた。
なんと1万5000円も、だ。
いろいろあったが、めでたしめでたし。

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