便利になったもんだ
銀行窓口の営業時間は、大体が9:00~15:00である。
もろに仕事時間と重なる私にとっては、
手続き等で訪れるのは、かなり厳しい状況だ。
金銭の授受は、ATMという便利なものがあるので
手数料を払う気になれば、ほぼいつでも使えるようになった。
そして公共料金の支払い等は銀行引き落としにすればよいので
こちらも問題はない。
差し迫って一番困るのが、通帳がいっぱいになり新しい通帳に更新するときだ。
長い間記帳していなかった付けが回り、まとめてしたものなら
ジジジジジジーーーーーーーーーと
機械の記帳音が長く続く。
挙句の果て「通帳がいっぱいですので窓口まで」なんて、
機械のお姉さんに誘導されてしまう。
しかし、窓口業務は終了後。
結局そのまま。
終了した通帳を手に、時だけ過ぎていくのが常だ。
先日も、同じ状況だった。
通帳を確認したところ、あと2行しか残っていない。
「まずい」と思いつつ、通帳をATMに入れ
『いつ手続きに来れるだろうか』と予定を頭の中にめぐらせた。
すると、機械の音がいつもと違う。
ウィ~ンウィ~ン言っている。
故障だろうかと心配になったが、そうでもなさそうだ。
何やら考えているようにも思えなくもない。
『ぎりぎりの通帳なんか入れたから
どうしたらいいのか迷っちゃったのだろうか。ごめんね、ATMさん』
そんなことを考えながら待っていると
「更新の手続きをしておりますので、しばらくお待ちください」
機械のお姉さんが、お辞儀をしながら優しく言った。
え-----!
窓口に進まなくてもいいんだ。
ATMが新しい通帳を作ってくれるの?
終了後の通帳はどうなるの?
それより、いったい何が起こっているの?
ぐるぐるまわる疑問は、数分後に解消された。
更新された新しい通帳がATMから渡され
次に、終了の処理をされた古い通帳も手元に戻ってきた。
便利になったもんだ。
つくづく思った。
私たちを取り巻く、サービスの進歩は目覚ましい。
利用者がより使いやすいよう、日々変化している。
ATMに限らず、他のサービスしかりだ。
しかし、機械にめっぽう弱い私には、いまひとつピンとこない。
今回も
「ホントは、機械の裏におじさんがいたりして…」
こう思ったのは、私だけ?
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