有料のレジ袋
スーパーマーケットへは「エコ袋」を持っていくのが習慣になった。
仕事のカバンや車にも、なんらかの袋が入れてある。
しかし先日に限って、袋がなかった。
日曜日の研修の帰り道だ。
研修は9時から16時半までの予定だった。
車で行くと駐車料金もばかにならないので、バスで出かけた。
『時間に余裕もあるし、楽勝、楽勝』
買物はいったん自宅へ戻ってからすればいいやと考えていたが、それが甘かった。
予定は未定だ。
まず、終了時間が多少ずれた。
そして終了後の片付けもろもろ、あっという間に17時をまわった。
あわてて会場を出ると、天気があまりよくない。
今にも雨が降ってきそうな空模様。
「これだと自宅へ戻ってからだと買い物に出るのが嫌になりそうだな」
買物は帰りに済ませることに変更した。
幸い、いつも行く系列スーパーも近くにある。
私は、そのままスーパーへ直行した。
いつも利用しているスーパーはレジ袋が有料だ。
確か、1年ほど前に変わった。
自慢することではないが、有料に変わってからレジ袋を購入したことは一度もない。
「そういえば、袋を持っていただろうか」
カバンをごそごそ探ってみて袋を持っていないことに気がついた。
いつものカバンではないこと、車で来ていないこと、
最初から買い物をしながら帰る予定がなかったことなどが重なり
袋を持ってこなかったのだ。
「まっ、いいか。たまには買うのも」
初めて有料のレジ袋を利用することにした。
買い物が終わり、レジで自分の順番になったとき
「袋をいただけますか」と初めて言った。(なんか新鮮な響き)
レジ袋は5円だ。
購入した袋を見て少し驚いた。
以前頻繁に貰っていた袋の中でも、
中くらいのサイズ且つペラペラな素材のものだったからだ。
「申し訳ありませんが、大きいサイズの袋に変えていただけませんか」と聞くと
「お客様に買っていただいている袋は、こちらのみです」とキッパリ言われた。
『え~、そんなぁ。これだけの買い物の量だったら全部入らないじゃん。
それにこんなペラペラな素材だったら、途中で破けてしまうかもしれないじゃん』
心の中で悪態をついたが、そう言われてしまったら仕方がない。
「そうですか」と真摯に引き下がった。
食材を移し変えていたら、豆腐のパックの端が引っかかったのだろうか
案の定、ひ弱なレジ袋はみごとにパックリと裂けた。
がっかりしながら
「あの、これは私が悪いので、もう一枚買わないといけませんよね?」
一縷の望みを込め、裂けた袋を下げながらスタッフの方に聞いてみた。
「それはそうですね」
その人は、さらにキッパリと冷たく言い放った。
「そうですか」私もキッパリと言った。
すると、他のスタッフの方が慌てて「こちらをお使いください」
と大きなレジ袋を渡してくれたが
「結構です。私のミスですから」
少し意地になった私は、裂けた袋と持っていたカバンに食材をを詰めて帰った。
帰り道、情けない気持ちになった。
「これからはエコ袋を絶対に忘れないようにしよう」と強く思った。さらに
「大きい袋あったじゃん。
それに有料にするなら(いくら5円とはいっても)、しっかりしたものを出せよ」
と心の中で思い切り悪態をついた。
ビジネスカバンから飛び出したネギを見ながら
「あ~あ、大きい袋を貰っておけばよかった」
意地を張ってしまった代償は大きい。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)


最近のコメント